買収の目的は再建とは別か
21年に秀和システムHDのTOB(株式公開買い付け)を受け入れて買収され傘下に入ってから、船井電機HDの純資産が250億円も減少して半分以下になっている点も注目されている。証券業界関係者はいう。
「一般的に不振企業を買収する目的は、安い価格で買って再建することで将来的に自社の利益拡大につなげることですが、秀和は船井電機を買収後に船井の事業継続の原資となる資金を積極的に外部に流出させており、少なくても船井を再建させる意図はなかったと考えられます。一部報道によれば、秀和は船井の買収資金を銀行から借り入れるにあたり船井の定期預金を担保に差し出し、それを銀行に回収されていたということなので(前出・読売新聞記事より)、再建とは別の目的だったのではないでしょうか」
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
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