そこから心機一転して勉強や仕事にフルコミットするようにした。それ以降は30半ばで脱サラするまでほとんど遊んだ記憶なくハードワークをしてきたが、仕事の充実とともに人生が急に楽しくなったという感覚がある。今は10代、20代のどの時期よりも毎日が楽しい。10年後は確実にさらに楽しいだろう。その要因を自己分析して導き出された結果は、「仕事が充実しているから」ということに尽きる。

仕事が楽しいと一日の大部分の時間が楽しくなる。もちろん、課題や悩みは尽きないがそれも全部含めて、ゲーム感覚で攻略する過程が楽しい。少なくとも独立して、仕事が原因で憂鬱な気分になった記憶はない。仕事が楽しければ、その他の育児や家事、趣味や旅行などにも楽しい気持ちを持ち込めるので、毎日明るく過ごすことができるのだ。ストレスに感じる要素を完全に排除することで、人生はドンドン楽しくなる。

20代は遊ぶよりハードワーク

ワークライフバランスばかりが取り沙汰される今の時代、こんなことをいうのはなかなかはばかられるが、正直20代を遊びに使ってしまうのではなく、とにかくハードワークをするべきだと考える。

先にハードワークをして、人生の早い段階で仕事に必要なスキルや経験、実績を作っておくことで、同じ時間働くのでもそのリターンは誇張抜きで何倍にもなる。独立して仕事量を調節できれば、その気になれば数ヶ月旅行にいくことだって可能になる。

「体力は若い頃だけ」と言われているが、それは中年期以降にまったく運動をしなくなった人の意見に過ぎない。30代以降も毎日、しっかりと運動習慣を作れば、20代の頃より体力のある中年になることができる。

自分は毎日1時間半以上運動をして、定期的にパーソナルトレーニングをしているので、20代の頃より遥かに体力も筋力もついたという実感がある。旅行に行って2万歩以上歩いても全く疲れない。仕事も体力も充実していれば、遊びはいつでもできる。