過去の言動も信憑性を疑わせる材料に

 エリゾンド氏の信憑性を疑わせる材料は、今回の写真に限ったことではない。空軍退役軍曹マクガワン氏は、エリゾンド氏が過去にも虚偽の情報や、機密扱いを偽った動画を見せていたと証言している。マクガワン氏自身、中東でUFO遭遇を経験しており、2020年のドキュメンタリーシリーズ『Unidentified』(エリゾンド氏も出演)でその体験を語っている。しかし、彼はエリゾンド氏によって利用されたと感じており、今回の写真公開騒動も同様のパターンだと指摘している。

 マクガワン氏によれば、エリゾンド氏は彼に「ソ連の探査機が火星付近で撮影した極秘映像」を見せてきたという。しかし、それは実際には数十年前から公開されている、ソ連のフォボス2探査機のUFO映像だった。エリゾンド氏は、複数のポッドキャスト司会者にも同様の行為を繰り返していたとされている。