廃車手続きとは、車を抹消登録して公道を走れなくする手続きです。自動車を処分するときや一時的に使用を取りやめる時などに行います。廃車手続きにはいくつか種類があり、廃車にする目的や状況によって行う手続きが異なります。この記事では軽自動車の廃車手続きについて、必要な書類や申請方法について解説していきます。

軽自動車の廃車手続きの種類
軽自動車

よく知られている軽自動車の廃車手続きの種類には「解体返納」と「一時使用中止」があります。

廃車にして処分する場合には「解体返納」を、一時的に利用しない期間がある場合には「一時使用中止」の手続きを行うことが一般的です。

そのほかにも「解体届出」や「輸出予定届出」といった廃車の手続きもあります。

ここでは上記で挙げた4種の廃車手続きについて簡単に説明していきます。

軽自動車の廃車手続きの概要

種類概要
1.解体返納軽自動車の登録情報を完全に抹消する手続き

解体返納を行った軽自動車は再登録が不可となり、二度と使用できなくなる
2.一時使用中止軽自動車の登録情報を一定期間のみ抹消する手続き

主に入院や海外出張などで長期間使用しない軽自動車に対して行う
3.解体届出一時使用中止の手続き後に、解体した軽自動車の登録情報を完全に抹消する手続き

解体届出を行った軽自動車は再登録が不可となり、二度と使用できなくなる
4.輸出予定届出軽自動車を輸出する際に行う手続き

転勤などで海外に移住する際、日本で使用していた軽自動車を海外へ持っていく場合などに行う

廃車手続きのフローチャート
廃車手続きのフローチャート

このように、廃車にする目的と状況によって手続きの種類が異なります。

各種手続きによって必要な書類や申請の流れも異なるので、注意しましょう。

軽自動車の廃車手続きの流れ
手続き

ここからは各種手続きの詳細についてまとめています。

軽自動車の廃車手続きは軽自動車検査協会で行います。

軽自動車検査協会所在地:🔍地域管轄の軽自動車検査協会

受付日時:平日のみ(休日対応なし)
  • 午前の部 8:45~11:45
  • 午後の部 13:00~16:00
※窓口対応のみ(ネット上の手続きや郵送不可)
自分で廃車手続きを行う場合は軽自動車検査協会の営業日と時間を十分に把握し、計画的に進めましょう。

訪問できる時間が限られている場合には、業者に代行してもらうのがおすすめです。

解体返納