5月というのに暑かった5月18日、京都を歩き、御王神社にやってきました。

護王神社は京都御所の西、蛤御門にほど近い場所にある小さな神社。Google Mapでもコメントがある通り、イノシシにちなんだ神社です。

鳥居の前には狛犬ならぬ狛イノシシ。のっけからイノシシ感満載です。

実はこの神社は足腰の健康にご利益のある神社。イノシシと一体何の関係があるのでしょう。

この神社のご祭神である和気清麻呂(わけのきよまろ)は奈良時代、道鏡が豊前宇佐八幡より自らが天皇となるべき御神託を受けたと嘘をついたのを暴き、道鏡の怨みを買って足の腱を切られたうえ大隅地方へ流罪とされます。

九州に下る際に、宇佐八幡に立ち寄ろうとしたところ300頭のイノシシが現れ、宇佐八幡まで清麻呂を護送してくれました。無事宇佐八幡に着いたときには、切られた腱は治っていました。