タンデムでの旅を考えている場合は、二人乗りに適した車体の大きさや出力を持つバイクを選ぶことが大切です。パートナーの快適性も考慮に入れる必要があります。

下道中心のツーリング

下道中心のツーリングであれば、狭い道や急カーブ、交差点の多さなど、軽量で取り回しの良い小排気量バイクの機動性が活きてきます。特に都市部や山道では、小回りが利くことで安全性も高まります。

また、景色を楽しむ際も低速での走行や停止の頻度が増えるため、軽いバイクの方が扱いやすいです。加えて高速走行の機会が少ないため、大型バイクの長所である高速安定性を活かしきれません。

下道は高速道路に比べて燃費が悪くなりがちですが、小排気量バイクなら燃費の心配も少なく、給油頻度を抑えられます。これは長距離ツーリングでも大きなメリットとなります。

ただし、下道中心でも長距離を走る場合や、キャンプ道具など多くの荷物を積む必要がある場合は、荷物の積載量や長時間走行時の快適性で大型バイクの方が適しているかもしれません。

高速道路中心のツーリング

高速道路を中心としたツーリングでは、大型エンジンの余裕ある出力により、高速での巡航や追い越しがスムーズになります。長距離移動でも疲労が軽減され、ストレスなく目的地まで快適な旅を楽しめます。

また、フェアリングやウインドスクリーンが充実している大型バイクが多いため、風防効果も高く、長時間の高速走行でも安心感があり、疲れにくいのが特徴です。

さらに、大型バイクはサイドケースやトップケースを装着できるモデルが多く、長期のツーリングでも必要な装備や衣類を十分に積むことができます。高速道路を使った遠距離ツーリングでは、この積載能力の高さが大きな利点となります。

ただし、高速道路の料金も排気量に応じて高くなるため、コスト面での検討も必要です。しかし、高速道路を中心としたツーリングを楽しみたい場合、大型バイクは魅力的な選択肢となるでしょう。

まとめ:大型バイクツーリングの魅力と適性