ただし、積載量が増えると燃費が悪化したり、取り回しがより難しくなったりする点には注意が必要です。しかし、十分な積載能力があることで、ツーリングの自由度が格段に広がり、より充実した旅を楽しむことができるのは間違いありません。

大型バイクツーリングの注意点

取り回しの難しさ

大型バイクの魅力的な側面の一つである安定性や快適性とは裏腹に、取り回しの難しさは避けて通れない課題です。特に低速域や停車時、駐車場での操作において、その重量と大きさが顕著に影響します。

例えば、Uターンや狭い道での方向転換時には、バイクの重さと長さが足つきの悪さと相まって、バランスを取るのに苦労することがあります。また、駐車場での出し入れや、ガソリンスタンドでの給油時にも慎重な操作が求められます。

都市部のツーリングでは、信号待ちや渋滞時に足つきの悪さと相まって、バランスを保つのに神経を使う場面も多くなります。特に坂道での発進や後退時には、その重量がライダーの体力と技量を試すことになるでしょう。

結局のところ、大型バイクの取り回しの難しさは、その他の魅力的な特性とのトレードオフと言えるでしょう。ツーリングの醍醐味を存分に味わいたいライダーにとっては、この課題を克服する価値は十分にあると言えます。

初心者には扱いづらい面

大型バイクは低速走行時や停車時の取り回しに慣れが必要で、バランスを取るのに苦労することがあります。また、重量があるため、万が一転倒した際には起こすのに力が必要で、一人では難しい場合もあります。

急な坂道や狭い道での発進時、大型バイクはエンジンの強いトルクと重量のため、不慣れな操作をすると思わぬ挙動を示すことがあります。さらに、駐車場や狭い路地での方向転換も、初心者にとっては難易度が高くなります。

これらの点から、初心者は小排気量のバイクで基本的な運転技術を身につけ、徐々に排気量を上げていくのが安全で楽しいバイクライフへの近道と言えるでしょう。

小排気量バイクとの比較

機動性と取り回し