■実は「真逆」の舞台裏があった

チャーミー氏によると、娘さんがスライド資料を作成し、プレゼンを披露したのは今回が初めてだという。

作成の経緯について、チャーミー氏は「(娘は)PCのスキルがとても高く、日頃から『こんなこともできるよ!』と、色々なスキルを見せてくれます」「逆に私はPCに疎く、仕事のプレゼン資料も主にスタッフが作成するため、最終チェックが専門でした」と振り返る。

ある日、娘さんから「パワーポイントも使えるようになった」という報告を受け、驚いて「じゃあ何か作ってみて」とリクエストすることに。

すると、娘さんも覚えたパワポ技術で何か資料を作ってみたかったそうで、「じゃあ縮毛矯正のプレゼン資料作るね!」とノリノリな様子を見せる。かくして、今回のスライド資料が作成されたのだった。

批判的な声を上げたXユーザーの中には「癖っ毛に悩む我が子が頑張って、必死でスライド資料を作った」という構図を思い浮かべた人物もいるかと思うが、真実はその逆。

まず、娘さんの「パワポで資料を作ってみたい」という思いが先にあり、そこから現在興味を抱いている「縮毛矯正」という話題をピックアップしたワケである。

また「縮毛矯正」や「髪のセットに2時間」といったワードについても、「娘はとても強い癖っ毛ではなく、いわゆるおしゃれストレートな髪型にしたいようです」「早朝の2時間全てを髪のセットにかけているワケでなく、諸々の準備や美容、のんびりしたりする時間を含めてのトータル時間となります」とのこと。

「1万円を超える出費」に関する新ルールについても、「毎回プレゼンさせる」といったガチガチのものではない模様。実際、既に「プレゼン無し」の状態で、娘さんのそこそこ高額なおねだりを聞いてあげたそうだ。