■日本郵便は一部「ノーコメント」
哺乳類を除く小動物を「ゆうパック」で送る際には、「健康体であること」「脱出や排せつ物等の漏出がないよう、包装をしていること」「人に危害を与えるおそれがなく、悪臭を発しないこと」などの条件が必須。
加えて鳥類を送る場合は「小型の鳥類であって、近距離あて(原則として同一都道府県内)とすること」という条件が加わる。
今回の取材に際し、日本郵便の担当者は「ゆうパックについては、お引き受けから配達まで概ね1~2日程度を要しますが、この間、内容品に応じた特別な取扱いは行いませんので、当社webサイトでご案内する条件などを踏まえてのご利用をお願いいたします」と、呼びかける。
ところで鳥類郵送の条件にある「近距離あて(原則として同一都道府県内)とすること」という条件に、疑問と不安を覚えた読者もいることだろう。極端な話、北海道の端から端への郵送は可能なのだろうか…?
こちらの疑問に対し、日本郵便からは「小型の鳥類については近距離あて(原則として同一都道府県内)でご利用頂くものとしてご案内しており、運送経路上、複数の地域区分郵便局を経由しない地域あてに限っているため、北海道のように複数の地域区分郵便局が存在する場合、宛て先によってはご利用頂けますない場合がございます」との回答が得られた。
同様に離島に送る場合など、送達に日数を要することから動物の健康等が懸念されるものは、引き受けないケースもあるそうだ。
今回の事例について説明し、高見さんから寄せられた痛切なコメントを引き合いにしつつ、「鳥類のゆうパック郵送」改定の予定等はあるのかを尋ねてみたが、残念ながらこちらに対するコメントは得られなかった。