防衛予算にしても額ばかり問題にしていますが、その実際の使われ方については全く無知だし、勉強しようとも、知ろうともしません。だから他国の5倍10倍で装備調達や維持費が払われていても気にしません。これは安全保障界隈の人たちも同じのなのですが。
定量化された数字でしか軍事が理解できない。
メディアを代表して官庁の取材機会を抱え込んでいる記者クラブには官庁の監視能力がありません。癒着しているし、専門知識がないからです。会見前に質問提出して官僚が作った解答を大臣が読み上げるシステムに疑問すら抱いていない。
対して今回の選挙で赤旗は自民党は非公認候補に2千万円だしたというスクープを出しています。これが今回選挙結果に大きな影響を与えたようです。
ぼくは本来政党の機関誌を一般メディアと同様に会見などにいれるのはどうかと思いますが、現状の記者クラブを見る限り赤旗を記者クラブに入れたほうがよろしいのではないかと思います。既に一部の会見では赤旗は会見に出席できるようになっています。
日本の政治が変わらない原因のひとつは記者クラブが官庁の取材機会を囲み込んで、ブラックボックス化して、外部からみえないことをいいことに、当局と癒着してることです。
記者クラブは国民の知る権利と権力監視の敵でしかありません。
ジャーナリズムを名乗るのは詐欺です。ところが野党ですら記者クラブのあり方を問題にするとことがありません。不思議な話です。ヤクザ並に記者クラブが怖いのでしょうか。
【本日の市ヶ谷の噂】 防衛医科大学校病院救急部長清住哲郎は、2010年のアデン湾での派遣では臨床にあり、東北方面防衛衛生学会で発表もしていたが、翌年に胸部外傷の説明ができないことが露呈。その後舞鶴病院長に就任したが異例の早さで昇級したのか、教授の資格があって防衛医科大学での教授をしているのか謎が多い、との噂。
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東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。