ケアンズは、オーストラリア北部に位置する、美しい観光都市として知られていますが、多国籍な文化が共存する街でもあるんですよ。約15万人のケアンズの総人口のうち、なんと21%が海外生まれの人で占められているんです!
毎年開催されるCairns Multicultural Festival(ケアンズマルチカルチュラルフェスティバル)は、その名の通り多国籍文化を祝うイベントで、地域のコミュニティに根ざした多様性を楽しむ絶好の機会です。今回は、このフェスティバルを通じて、ケアンズの多国籍な魅力を見てみましょう。
目次
1. ニュージーランドやパプアニューギニアの存在感
2. 意外と多いヨーロッパ系の人達
3. 日本人コミュニティも大きな存在
4. ラテン系の明るさがケアンズの陽気さとマッチ
さいごに
1. ニュージーランドやパプアニューギニアの存在感
ニュージーランドのパフォーマンスは、このフェスティバルでも大いに盛り上がっていました。
ニュージーランドやパプアニューギニアはオーストラリアの近隣国であり、そのためケアンズにも多くのニュージーランド人やパプアニューギニア人が住んでいますし、ケアンズの人にとっては、パプアニューギニアは、飛行機で1時間半で行ける距離的にも身近な存在なのです。
このフェスティバルでは、パフォーマンスだけでなく、各国からの食べ物屋さんやクラフトのお店も出店しているんですが、やはり、南太平洋諸国の出店が多い印象でしたね~。
2. 意外と多いヨーロッパ系の人達
フェスティバル会場のフードエリアには、香ばしいフランスのクレープの香りが漂い、思わず私たちも買っちゃいました。
オーストラリア全体が歴史的にイギリスの植民地であったこともあり、イギリス系の人たちが多いことは想像しやすいですね。ケアンズの歴史も、1770年にジェームス・クック船長がこの地域を航海し、「トリニティ湾」と名付けたことから始まります。
その後、オーストラリア北部の探検と開発が進み、ヨーロッパ系の人々が次第にこの地域に定住するようになりました。19世紀後半になると、クイーンズランド州でのゴールドラッシュが発生し、鉱山労働者や探鉱者が集まりました。
これにより、イギリス系を中心としたヨーロッパ系移民の流入が増加し、ケアンズの開発が本格化しました。結構、ケアンズは、多様なヨーロッパ系移民との関わりが深いんですよね。
観光業が盛んなケアンズでは、街の中でも多国籍な食文化が発展していて、いろいろな国の料理が日常の一部として楽しめるのも、多国籍なケアンズの魅力です。