■ルーカスの遺稿が見つかる日は近い?

 ヘンリー8世の時代の1521年にこのコテージに住んでいたルーカスとの時空を超えたコミュニケーションが始まった頃から、コテージで超常現象が相次ぐようになった。ある日はキッチンに缶詰の缶が不可解に積み重なっていたり、壁にチョークで殴り書きされたメッセージがあったり、誰のものかわからない足音が聞こえるようになったのだ。

 ある日には、デビィが家に戻った時、コテージの部屋の中に6フィート(約180センチ)の高さに家具が積みあがっていたこともあった。

 ところでルーカスはどのような方法でメッセージを送受信していたのか? それについてケンがそれとなく質問してみると、ルーカスは「Leems Boyste」あるいは「light box」と呼ばれる悪魔が手がけた機器を使っていると答えたのだ。

 実はルーカスは魔術の研究家であり、「One」という名前の人物からこの機器を受け取ったのだという。そして、この機器を使って1985年の未来の人間と交信できることにルーカスのほうもまた驚いているのであった。

 また「ルーカス」は魔術の研究をしていることで当局から狙われていると説明し、本名はトーマス・ハーデンであるということも後に明かしてくれたのだった。

 このようなケンの体験談が「ドッドルストンメッセージ」としてメディアで紹介されるとたちまち反響を呼び、ジャーナリストや心霊現象の専門家がコテージを訪れて調査を行ったりしたものの、謎を解く糸口は今のところ何も見つかっていない。

時空を超えて届く「ドッドルストンメッセージ」とは!?完全未解決のデジタル心霊現象
(画像=画像は「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

ある者は、ケンがいない時に示し合わせた同居人がコンピュータにメッセージを書き込んでいたのだと指摘したり、この話全体が壮大なでっちあげであるとの主張もある。

 16カ月続いた「ドッドルストンメッセージ」の最後のメッセージはルーカスからではなかった。2109年の未来に住む人物からのもので、それによればルーカスは1980年代の人物(ケン)とのコミュニケーションを行ったことについての著書を執筆していて、後世にその原稿が必ず見つかるという予告のメッセージであった。

 はたしてルーカス(トーマス・ハーデン)の遺稿が見つかる日は近いのか。そしてそれはどのような内容なのか。起こるかもしれない新たな展開に期待してみたい。

提供元・TOCANA

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