これまでにも清水をそばに感じられる遊歩道は数多く歩いてきましたが、川の中をこれほど長く歩くことができる遊歩道は見たことがありません。澄んだ湧水を足元に眺めながら緑のトンネルの中を進みます。より一層三島が好きになります。

近くの保育園の子どもたちが川に生息する水生動物を獲りに来ていました。こういう取り組みをすることで子供たちに水をいつまでもきれいに保とうという気持ちが生まれますね。この付近では6月、ホタルも舞い地元の人が鑑賞に訪れるそうです。

遊歩道の途中には飛び石が川面の水面すれすれのところもあります。濡れないように注意しましょう。

遊歩道の途中には寺社を通るところもあります。こちらは蓮馨(れんけい)寺の聖徳太子堂。

こちらはかつて三島の宿場町に時を告げていた「時の鐘」。埼玉県川越市にある時の鐘は高い鐘楼の上に鐘がありましたがこちらは寺社によくある鐘が川のほとりに建てられています。

さらに進んでいくと伊豆箱根鉄道の橋脚があります。実はこの下を潜ることができて、橋脚を渡っていく列車を下から撮影することができる名スポットなのです。

せせらぎとその上を渡る鉄道。ここでしか撮れない写真です。

 

道路の下を潜る遊歩道。背の低いわたしでも屈まないと通れません。

川沿いにテラス席のあるイタリアンレストラン dilettante cafe。地元の素材を使った料理が楽しめるお店です。わたしが通ったときはまだ開店前でしたがすでにお客さんが待っていました。地元の方に人気のお店です。

水の苑緑地と呼ばれる広場にきました。住宅地の中にこんな自然に恵まれた場所があるなんて本当に羨ましい。ここなら毎日散歩したいです。源兵衛側はこの先も続きますが川沿いの散歩はここでいったんお別れします。

佐野美術館の前に貯水池のような場所がありました。ここは梅花藻(バイカモ)の里。湧水の温度が15℃ほどと冷たいことから冷水で育つ梅花藻がよく育つのです。