ICカードではなく、鉄道会社ごとの違い

 実はこの違い、使用するICカードの種類は関係なく鉄道会社ごとに異なるものだという。例えば初乗り運賃分が必要なSuicaでも、JR西日本が管轄する改札では1円以上の残額があれば入場可能。反対にICOCAを使ってJR東日本が管轄する改札を入場する際は、初乗り運賃分の残額が必要になる仕組みなのだ。

 関東民が関西を移動する際は、残高不足でも通れてラッキーで片付くかもしれない。しかし関西民からしたらとんでもない話だ。普段入場時の残額に気を付けていない分、改札で足止めを食らう確率はぐっとあがり、恥ずかしい思いをするだろう。

 反対に関東民は改札から出るときに注意が必要だ。改札を通れたからといって余裕をかましていると、出るときに恥をかくことになる。どちらにしても、十分な残額があるように注意して遠出を満喫してほしい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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