いずれもタングステンのオモリを介した遊動式の1本バリ(ハゼ5号)仕様。
手ばねとリール竿の二刀流の藤島さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
その隣は、普段はフローターでブラックバス釣りを楽しんでいるという岡本隆義さん(土浦市)。
長め、短めのコンパクトロッドに、藤島さんと同様の仕掛け。すでに2人ともオケには10尾ほどのハゼが入っていた。
普段はバス釣りをたしなむ岡本さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
左舷胴の間では、船長の熱血指導で和竿の中通し手ばね竿を借りて1本竿でハゼと対峙している紅一点の西木奈緒美さん(中野区)。同宿へ毎週通っている常連で、ていねいにアタリを取ってハゼの心地いい引きを楽しんで15尾。
船長はこまめにポイントを移動して群れを探る。再度、中の島大橋をくぐって潮浜公園前のポイント(中の島大橋寄り)を流す。
足しげく通う西木さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
束釣り成功の釣り人も
杉本さんは、昼過ぎにはすでに139尾と束超え達成。藤島さんもどれも型揃いの15cm前後で、「天ぷら、甘露煮といろいろ作れて晩酌が楽しみです」と語る。
時折ヒイラギの幼魚が邪魔をするが、杉本さんは順調に釣果を伸ばし、沖上がりの13時20分を迎えた。
15cm超の良型(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
最終釣果
船内の釣果は6~17cm60~152尾で杉本さんが竿頭。岡本さん92尾、西木さんは89尾と、土産になり喜んでいた。
なお、別船の仕立は東京はぜ釣り研究会の月例会で、参加15人のトップは176尾、2番手164尾で束釣りは7人とさすがの釣技を見せつけていた。
竿頭の杉本さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
杉本さんのタックル
竿はカーボン中通し2.7m2本、ミチイト1.5号50m巻き、ハリス1.5号、オモリ3号、ハリは競技キス7号または赤ハゼ6号。
タックル図(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)