一方でWindowsは2万円前後の激安レベルから、50万円を超えるハイエンドモデルまで山ほどラインナップがある。あまりに激安品の場合は、最低要件を満たさないのに裏技を使って無理やりWindows11にしているものもあり、注意して買わなければ購入後に使い物にならないリスクも混じっている。
購入時は自分で選別する必要があるが、選択肢を持てる点は強い。また、スティックPCやUMPCと呼ばれるゲーミングに特化した超小型PCなど、Macにはない珍しいモデルもある。
たとえば店頭のディスプレイ用途なら、ディスプレイのUSBポートにスティックPCを接続することで、PC筐体を目立たないように映し出すこともできる。
Macのメリットその他、キーボードの操作性などの違いもあるが、実はそれ以上にメリットはいくつもある。この章ではメリットを列挙したい。
まずはスリープからの起動速度である。Macはセキュリティ設定を調整することで、マジックキーボードのどれかボタンを押すだけで即起動する。ノート型であるMacbookproでもクラムシェルモードでこれが出来てしまうので非常に便利だ。シャットダウン回数も少なくて済む。更にシステムの安定性もMacは抜群にいい。
そして動画編集にも優れる。MacにはFinal Cut Proという使いやすい編集ソフトがあり、しかもサブスクではなく買い切りタイプだ。自分はPremiere ProやDaVinci Resolve、Filmoraなども使っていて、好みにもよるが一番使いやすいのはFinal Cut Proだと感じる。さらにMacはファンレスの薄型ノートでも動画編集は爆速で、4K長時間動画のレンダリングも出来てしまうマシンパワーがある。
最後にセキュリティだ。サイバー攻撃の多くはWindowsがターゲットとなっており、相対的にユーザーが少ないMacは狙われにくい。さらにサードパーティアプリもApple社がチェックしたものに限定されるのでセキュリティはWindowsより安全性が高い。