■トップクラスのリサイクル率

缶には炭酸飲料などに用いられるアルミ缶や、コーヒーやビール、缶詰、クッキーなどの一般的な食品に用いられるスチール缶がある。

アルミ缶は回収後、細かく破砕され、鉄や非鉄などが除去された後で焙焼して、表面の塗装などの不純物を除去。ペレット状などにされ、圧縮、成型、溶解されて新たなアルミ製品にリサイクルされる。

スチール缶は、回収後にプレスされ、製鉄工場で高温で溶かされ、不純物を取り除く精錬を経て再利用可能な鋼になる。日本では、アルミとスチールのリサイクル率はいずれも90%以上で、世界でもトップクラスの高さとなっている。