日本女子代表(なでしこジャパン) 写真:Getty Images

なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は、10月26日に国立競技場で開催された『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で韓国女子代表と対戦。前半32分にMF長谷川唯(イングランド1部マンチェスター・シティ)のコーナーキックから、DF北川ひかる(スウェーデン1部BKヘッケン)が抜群の呼吸でヘディングシュートを決め日本が先制点を奪う。その後もリズムに乗ったままMF藤野あおば(マンチェスター・シティ)、FW田中美南(アメリカ1部ユタ・ロイヤルズ)がそれぞれ得点を挙げ前半を3-0で折り返した。後半には期待の新星MF谷川萌々子(スウェーデン1部ローゼンゴード)も見事得点を決め4-0で試合終了。日本はパリ五輪以来の公式戦を白星で飾った。

今年8月に池田太前監督が退任し、監督代行に佐々木則夫氏、コーチ陣に元日本代表の内田篤人氏を加えた新編成での初試合。今まさに変化を遂げている最中のなでしこジャパンについて、ファンやサポーターはどう思っているのだろう?


ここでは、なでしこジャパンを含む日本の女子サッカーについて、前述の試合観戦で国立競技場を訪れていた人々に訊いたインタビュー内容を紹介する。


国立競技場 写真:Getty Images

現地観戦の様々な理由

この日、試合会場となった国立競技場には総勢1万2千420人の観客が詰めかけた。年齢層も幅広く、家族連れや学生グループのほか、1人で来場している観客も多く見受けられた。残念ながら満席には至らなかったものの、様々な背景の人たちが訪れていた。

なでしこジャパンの試合を現地観戦するのは今回が初めてというご夫婦は「長谷川選手や最近だと藤野選手とか、海外の有名なクラブで頑張っている女子選手が多いことを知って『へぇ、女子も面白そうだな。徐々に盛り上がってきているな』と思い、そのプレーを実際に見たくて来ました。個人的に期待している選手はパリオリンピックで凄い技を見せてくれた谷川選手です!これからも応援していきます」と話してくれた。