軍事利用されるAI 倫理的な枠組みと国際協力の必要性
ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校のトム・ワッツ博士(アメリカ外交政策・国際安全保障)は、ロボットやAIに対する人間の制御を維持することが「極めて重要」だと指摘する。
「中国やアメリカのような超大国から小国まで、国際社会全体が協力し、地政学的な激動の時代に、AIの軍事利用がもたらす倫理的・法的課題に対処するための政治的意思を見出す必要がある」と、ワッツ博士は述べている。
1991年に公開された『ターミネーター2』では、再プログラムされた「味方のターミネーター」が登場する。液体金属製のボディを持つ敵役ロボット「T-1000」は、驚異的な能力で人間を追い詰める。
香港の研究チームは、液体と固体の間を変化できる小型ロボットの開発を進めており、映画の世界が現実になる日もそう遠くないかもしれない。
映画『ターミネーター』は、公開以来、SF映画の金字塔として高く評価されてきた。しかし、その影響は映画の世界だけにとどまらない。
イーロン・マスク氏をはじめとするテクノロジー業界のリーダーたちは、AIが人類にもたらす潜在的な脅威について、しばしば『ターミネーター』を引き合いに出して警鐘を鳴らしている。
AIは、私たちの生活を豊かにする可能性を秘めている一方で、人類を滅亡させる可能性も孕んでいるのかもしれない。AI技術の進歩と倫理的な課題、私たちは、その両方に目を向けなければならないだろう。
文=深森慎太郎
提供元・TOCANA
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