■ ガシャポンの魅力を“ヨガ”に例えて表現「メディテーション的な感覚がある」
後半は、斎藤工さんを迎えてのトークセッション。
斎藤さんはテレビCMで演じる「ガシャポン先生」のキャラになりきって「これだけは覚えて帰ってくれ! 8月8日はガシャポンの日!」と熱く呼びかけつつ、ロマンチックな表現で自身の“ガシャポン観”を語りました。
「直接的に『いま欲しいもの』に手が届きやすい時代だからこそ、(ガシャポンは)どこか無心になれる装置なのかなと思います。回している間はヨガ的というか、メディテーション(瞑想)的な感覚がありますね」(斎藤さん)
CMに登場する「ガシャポン先生」は、大型のカプセルを頭にかぶった特徴的な姿。
斎藤さんは「“ガシャポンの中”として、『出会いたい、カプセルを開けてほしい』という、ヒナ鳥のような気持ちを味わわせていただいた」と、撮影時の心情を振り返りながら、子ども時代の思い出にも触れました。
「ガシャポンが並んでいるエリアって、見知らぬ人同士でも、欲しいものが違ったり重複したときに交換したり、コミュニケーションの場所になっていますよね。幼少期はフリースクールに通っていて、他の学校の子たちとの接点がなかったのですが、ガシャポンの機械の前だけは、そういう(交流ができる)場所でした」(斎藤さん)
続いて斎藤さんは、ステージに運び込まれた新型販売機「ガシャポンステーション2」を操作して、今回発表の90mmカプセルを体感しました。
「かなり大きいですね! 79mmサイズでも十分な大きさを感じましたが、90mmはさらに大きな商品が入るんですね」と驚いた表情の斎藤さん。「(今も、カプセルの中に商品を)小さく折りたたんで飛び出してくるような商品がたくさんあるので、(そこから)スケールがさらに大きくなるという可能性を感じますね」と期待を寄せました。
■ 斎藤工、“腸内細菌ガシャポン”構想語る「このひと月真剣に考えていた」
続いてトークセッションの話題は、斎藤さんがゲスト審査員を務める「ガシャポンドリームコンテスト」について。斎藤さんは「今回審査員でなければ、自分でもアイデアを出したかったくらい」と言い、いま取り組んでいるという“腸活”にちなんだアイデアを披露しました。
「大腸や小腸の中にある100兆以上の真菌や細菌、微生物をガシャポンにしたいなという思いがあります。体内のことをガシャポンで遊びながら学べるような、自分の興味や想像、日々感じているものを伝えたいですね」(斎藤さん)
自身が興味を持つ腸内細菌について「(同じ菌同士が)何個も重なっても、それはそれでリアル」と言い、「いろんなウイルスや現代病への対策も含めて学べるようになるんじゃないかと、このひと月くらい真剣に考えていました」と熱く語りました。
さらに斎藤さんは今回の募集テーマである「未来のガシャポン」にも触れ、「自分の非現実的な理想を『自分の想像の数式』として持っていてもいい」とコメント。想像力豊かな“アイデア”を述べながら、今回のコンテストに期待を寄せます。
「例えば、スキャニングやアプリとの連動によって、ガシャポンの中に自分の顔や姿が“搭載”されるような未来もあるかもしれない。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“空飛ぶクルマ”のように、『未来を描いた時代を超えたとき、実際にありそうもの』を想像できるようなアイデアが集まったら面白いですね」(斎藤さん)
そして「これからの時代、ガシャポンの未来は期待に溢れている」と語り、「みなさんぜひ一緒に、8月8日『ガシャポンの日』を盛り上げていただけたらと思います」と挨拶しました。