せめて「大切なお知らせ」といった表現にとどめるのが、取引の際の常識でしょう。

このように金融機関には、ビジネスセンスを疑うような行動をすることが珍しくありません。

私も以前は金融機関で仕事をしていたので何となくわかりますが、顧客対応よりも金融庁やコンプライアンス対応の方が大切だと思っているのです。サービス業としての体をなしていない、未だに「士族の商法」を続ける令和の化石です。

営業目標の達成のためのチラシは、販売する側にとっては「重要書類」なのかもしれません。しかし、私には重要どころか必要のない情報でした。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年2月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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