岸田内閣の支持率が低下の一途を辿っているようです。この週末の朝日新聞の調査では1月調査の23%から2ポイント下げて21%、不支持率はほぼ横ばいの65%、一方、毎日新聞の調査は何故か突出して悪く、支持率は1月調査の21%から7ポイントも下げ14%、不支持率は72%から10ポイント上昇の82%と報じています。主要各紙やNHKなどの世論調査と比べても毎日新聞の調査結果は統計学的に有意に飛び出しており、調査結果への信ぴょう性に疑問符がつき、データとしての存在価値はないとみています。
それにしても岸田内閣はここにきて存在感がより低下したという気がします。タイトルで「岸田首相は『空気』か」と書いたのは必要だけどその存在感がないという意味です。一部の辛口読者の方は「必要もない!」と仰るでしょう。ただ、問題は「では誰なら満足しますか?」という問いにほとんどの方が答えられないのです。国民人気とされる「小石河」、あるいは上川外相というのはあくまでも人気タレント選びに近い話でその実力や手腕は未知数です。おまけにご本人の能力が高くても党内の勢力地図や駆け引き、官僚などとの関係、さらには「大御所」らの支援の有無といった複雑怪奇な「政治」が渦巻くのが永田町です。個人的には党本部の執行部を歴任することが重要なキャリアになりつつある気がしており、今すぐではないですが、先々、小渕優子氏がガラスの天井を破る最初の人材になると思っています。
ではタイトルにつけた「神」とはどういう意味か、と思われるでしょう。ここは私の独断と偏見なのでお許しを頂きたいのですが、今の株価の原動力は岸田首相故の理由ではないかと思っているのです。「えっ?」と思われるでしょう。説明します。