このインタビューでサワイ氏は言う。

「私は日本でしばらく働いていて、同意することが業界では大切と教わってきました。”必ずハイと答えなさい。実際に思っていることは言うな。私たちを信用してね”、、、。私自身がやりたいことを言えるようになった。声に出せるようになったのはここ数年です。とても新鮮な気持ちです。だってチームから”あなたはどうしたいの”と聞かれて、”私ってね、言ってもいいの?”、、、、長い道のりでした」

言いたいことが言えない日本。「周りに合わせなさい」

日本にいるとあまり意識しない。気が付かないこと。永遠に続く「同調圧力」。日本の国際競争力を損なうと思われます。

この日系ニュージーランド人、サワイ氏の前にハリウッドで活躍した元日本人、辻一弘氏。彼は日本の徒弟制度や言いたいことが言えない日本の環境が嫌で日本を飛び出した。そして人種差別と戦い、努力に努力を重ねてメイクアップでアカデミー賞を取った。彼はカズ・ヒロと名乗り、日本人扱いされることに抵抗感を示す。

サワイ氏もカズ・ヒロ氏と同じように、日本を飛び出してハリウッドで成功しました。

サワイ氏。いまだに日本国籍は確認できていません。

また日本人でない人を、自慢げに「日本人」と、報道する日本メデイア。

ノーベル賞受賞者も同じです。研究のためなどで、米国籍を取得した日本人。彼らから明治時代の法律で、日本は日本国籍をはく奪します。

そしていざその人がノーベル賞を取ると、その時の報道では、「日本人が、やった、、」と、メデイアは自慢げに報道する。

ノーベル賞に輝くプリンストン大の眞鍋 淑郞博士。最初は「日本人がまたノーベル賞!」という報道をみて、違和感を表明。彼も研究のために米国籍を取得した結果、狭量な日本国法で、日本国籍をはく奪されている。現在は「日系米国人1世」になった。

彼も「日本では言いたいことが言えなかった」と述懐している。