キャビアと聞くと、フォアグラやトリュフと並ぶ世界の有名三大珍味で、ロシア産が高級品というのが常識です。
カスピ海でとれたベルーガ(オオチョウザメ)、オシェトラ(ロシアチョウザメ・シップチョウザメ)、セヴルーガ(ホシチョウザメ)の3種が狭義のキャビアと呼ばれています。
しかし、それ以外にもバエリ(シベリアチョウザメ)、ハイブリッド(アドリアチョウザメとシベリアチョウザメ)、ランプフィッシュキャビア(ダンゴウウオ、チョウザメではない卵を着色したもの)などもキャビアとして流通しています。
実は日本国内でもチョウザメを養殖することでキャビアを生産しています。
国内の養殖の中でも宮崎県は20以上の業者が養殖事業に取り組んでおり、キャビアの一大生産地になっています。その中で宮崎県椎葉村で事業をしている株式会社キャビア王国の鈴木さん(キャビア王国の国王)に養殖現場を見せてもらい話を聞く機会がありました(写真)。