黒坂岳央です。

かなり挑戦的なタイトルをつけてしまったが、攻撃的・感情的な意図はなく、あくまで人間関係に悩む人へ何らかの解決への気づきを提供できればと考えて筆をとることにする。

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アホとは何者か?

ネットや職場など日々、あちこちで戦いが勃発している。これが有力者同士がプライドをかけてあくまで平和的にお互いの主張をぶつけ合う、といった戦いなら問題はない。どちらかといえばそれは相手を力でねじ伏せる暴力性の帯びる戦い、というよりディベートやディスカッションのような「競技」に近いためだ。斬新で異なる視点を得られる点で双方にメリットが有る。

しかし、おそらくこの記事を読むような自分を含む一般人にとって関わりがある相手は、多くの場合そうした理知的な人物ではない事が多い。ベストセラー「頭に来てもアホとは戦うな!」という書籍がヒットしたが、この本のタイトル通り、どれだけムカッと来てもアホと戦ってはいけないのである。なぜならアホを相手にすると自分もアホになるからだ。そう、アホは伝染するのだ。

ここでいう一体、アホとはどんな人物か?この「アホ」の定義は、知能指数の高低ではない。結論、ヒマを持て余していて承認欲求が慢性的に不足気味、酒を飲んでいないのにまるで酔っぱらいのような行為で迷惑をかける人間のことである。

筆者は彼らに数え切れないほど絡まれて来たので肌感覚でわかるのだが、彼らの99%が承認欲求不足が理由で、相手にしてくれる人を求めて持ち時間のすべてを使うという行動を取るという特徴を持つ。だが、こちらが時間を差し出して彼らの承認欲求を解消する義理はない。故にうまく対処をする必要がある。

アホへの適切な対処法

あちこちの書籍や動画で言われていることの一つに「アホでも上手に付き合いなさい」みたいな提案がある。だが、そのような幻想は早い段階で捨てた方が良い。「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」という言葉がある通り、他人は固定値であり変数は自分自身のみである。