その後はまさにシーバスの入れ食い状態。50~60cm級が次々とフローティングミノーに食い付いてくる。もはやどんなカラーでも関係なく、今年2度目の入れ食いを楽しませてもらった。
釣れるのはいいが、少し釣り疲れてきた頃、先ほどのヒラスズキのようなついばむアタリが再びやってきた。緊張感からやや合わせが遅れたが、がっちりフッキングした。するとやはりドラグを出すような強烈なファイトが始まる。
今度は激しくジャンプも入れて、沖へと走る走る。こちらも数分かけて何とかタモ入れに成功。さすがにヒラではなかったが、なんと同型の73cmとこれまた魂が震える1匹となった。その後、まだまだ釣れそうな雰囲気だったが、さすがに0時近くになっていたので終了とした。
73cmのヒラスズキを追加(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
最終釣果
本日は60cm級はもちろん、70cm超えを2匹、計6匹のシーバスを仕留めた。まさに大釣り、秋の荒食いを堪能した夜であった。
60cm級も釣れる良い釣行となった(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
いつでも釣れるわけではない
このように、この日は小潮で茶色の濁りとけっして良いコンディションではないにもかかわらず、この爆釣となった。釣りとはわからないものだが、これがいつもいつも続いているわけではない。
そして釣果のカギを握るベイトの存在だが、これこそわからない。大量に入るときもあれば、全くいないときもある。今の所、ベイトが入れば釣れるし、いないと苦戦するのはわかっている。
雨後や曇りなど、ベイト以外にも条件が揃えばさらにいうことなしだが、その条件に合わせて釣りに行くのも難しいものだ。しかし、釣ったものにしかわからない特別な興奮を味わいたいなら、少々難しい条件でも強行して釣りに行く価値はある。
くれぐれも無理はしない範囲でお願いしたいが、未体験ゾーンの釣りを味わいたいなら、今しかない。