黒坂岳央です。
多くの人は「運はとらえどころがなく、たまたまの偶然。運にこだわる人はスピリチュアル」と運を人生戦略の外側と考えがちである。その一方、ビジネスで結果を出す人は「運も実力の内」という考えを持っていることが多いと感じる。自分自身も「運は創意工夫して、高める戦略を持つべき」という考えを持っている。
人生の運を高める行動について論理的に考えたい。
1. 期待値の高い場所でバットを振る運を高める行動の1つ目は、期待値の高い場所でバットを振ることである。
たとえばギャンブルを考える場合、「期待値」という言葉がある。ギャンブルは運と考えられているが、期待値の高い、低いを意識して賽を振ることで勝率は大きく変動する。つまり、期待値を意識した瞬間から、100%運否天賦ではなく「しっかり勝てるゲーム」に変わるのだ。
手元に1億円があれば、宝くじにつぎ込むとほとんどの場合は負けるとやる前から確定している。理由は宝くじという期待値が低いゲームを選んでいるからだ。しかし、米国株指数(S&P500など)へ長期投資、というゲームとなれば、運の要素が入るも統計的にほぼ勝てるゲームになる。確かに株式の値動きの予測は簡単ではない。だが、「勝つまで待つ」ことができるなら基本的に長期右肩上がりの株式で勝つことができるからだ。
ビジネスでも同じだ。正直、どのビジネスもいつ何が当たるかなんてやってみないと分からないことも多い。でもビジネス戦略の段階でできるだけ期待値の高い商品サービス、見込み顧客にアプローチを続けることで運を高い確率で成功裏へと導くことができる。
逆に戦略なく、当てずっぽうに打っても永遠に成功しない。期待値の高い施策をする場合、運は味方になる。重要なのはボールが来る場所で当たるまでバットを振ることである。
2. 体調を万全にする若い頃は多少、不摂生をして体調が万全なので分かりづらいが、ある程度歳を重ねると体調を意識しなければコンディションが悪くなりパフォーマンスが落ちる。