日本では、敗戦復興をきっかけとして各地で大規模な都市開発が行われました。高度経済成長期(1955年~1973年頃)に建設されたビルなどが老朽化し、建て替え時期を迎えています。
また、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)などを経験したことから、自然災害の脅威に備える必要性が各地での再開発を後押しします。
街の利便性を高めるだけでなく、過去・現在・未来を見据えた都市再開発を取り上げた5つのU-NOTE配信記事を紹介します。
自治体と連携した災害に強いまちづくり
JR東による城南エリア再開発 2026年開業を目途に大井町駅周辺に都市生活共創拠点を建設
リニア中央新幹線(品川~名古屋区間)の2027年開業にあわせて、品川駅西口などの整備や再開発が進んでいます。
JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、東京の城南エリアに位置する浜松町駅から大井町駅間の各駅を擁する地域を「広域品川圏」として、駅を中心としたまちづくりを推進。
その1つである大井町駅周辺の再開発プロジェクト「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」は、品川区と連携して「災害に強いまちづくり」を行っているといいます。
五輪競技会場がレジャー施設に再生
東京オリンピック跡地が複合型スポーツレジャー施設に スケートボードなど6種目を楽しめる
2021年に行われたオリンピック東京2020大会の競技会場や選手村など関連施設跡地。その再開発がさまざまに行われています。「東京ベイゾーン有明エリア」に整備されたかつての競技会場が、10月12日に生まれ変わりました。
競技が実際に行われたスケートボードパーク、3×3バスケットボールコート、ボルダリングウォールを設置したボルダー棟といった設備にくわえて、ランニングスタジアム、ロープアスレチック、ピックルボールコートを新設。子どもや初心者の大人でも楽しめるスポーツ施設だといいます。