薄暗い部屋で明滅する電灯、突然の冷気、どこからともなく漂ってくる香り…、日常生活の中で、ふと感じる違和感。それはもしかしたら幽霊の仕業なのかもしれない。
 アメリカの住宅リフォームプラットフォーム「Angi」が実施した最近の調査によると、なんと60%もの住宅所有者が、自分の家に幽霊がいるのではないかと疑っているという。
 ハロウィンの季節、ホラー映画や不気味な装飾に囲まれるこの時期、私たちは超常現象を意識しやすくなるのかもしれない。しかし、本物の幽霊現象をどのように見分けたら良いのだろうか。

幽霊にも個性がある?

 超常現象研究家のエイミー・ブルーニ氏は、「幽霊にも様々なタイプがあり、生前に過ごした場所や、やり残したことに執着していることが多い」と指摘する。
 例えば、かつてブルーニ氏が超常現象の調査した家では、裏庭に古い墓石が置かれていた。調べてみると、それは地元の墓地にある墓石のスペルミスを修正するために、数年前に作られたものだったのだ。故人の霊は、正しい墓石が設置されるまで、安らかに眠ることができなかったのだという。