これを情報疲れと言わずしてなんと言いましょうか?ではなぜ、情報化社会においてなぜこんなに情報疲れするのか、と言えば新聞というコンパクトにまとまり20-30分で大方全体像がつかめるものがなくなったのです。

日本の実家に行けば読売新聞があります。そこには懐かしい折り込み広告があり、新聞の記事分量も比較的短めながらあらかたの情報はさっと取得できます。いわゆる一般紙はこの傾向が強く、日本人の情報を支えてきたと思います。一方、最近の日経のネット記事は長文も多く興味ある記事は良いのですが、読み込むのに時間がかかり他の記事に手が回らないこともあります。日経ビジネスも同様であまり意味がない内容をぐずぐずと紙面の分量稼ぎのような記事にしていることもしばしば見受けられます。

情報発信者は読み手が手短に正しく、そして中立的な情報を得られるようにすべきでしょう。初めから濃い色のついた情報を目にすると情報が正しく理解されないわけでそれが世の弊害を生んでいると言ってもよいでしょう。民主主義を脅かすニュースとはそういうことであります。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月25日の記事より転載させていただきました。