ここで賃貸住宅に住むステファニーさんの家賃は月60万円近く、現金4000万円があっても価格高騰で住宅を買えないので、イタリアのシシリアで800万円で家を購入し、リモートワークすることにしたのです。ステファニーさんは それまで欧州には一度も住んだことはなく、 イタリア語も分かりませんからこれから学ぶそうです。 仕事もごく普通の仕事で、 リモートワークは可能ですが超富裕層というわけではありません。

max-kegfire/iStock

現金も家の頭金として一生懸命節約してコツコツと貯めたものです。 購入した家は自分で直したり、好みのインテリアで飾り付けするのも楽しみのひとつです。家を改築したり、海外での家の直し方を勉強する事も楽しみなわけです。

買い物や旅行などの消費が楽しみではなく、学んだり手を動かすことで自分の生活を豊かにするという発想が日本人とは全く違います。

日本人は生活を豊かにすると言うとどうしても物をたくさん買ったり、 外食をするというような発想になってしまいますが、 ちょっと見方を変えてみるのもどうでしょうかね。

こういう普通の人でもこういうダイナミックなライフスタイルの挑戦をしてみようというところが非常にアメリカっぽいですよね。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?