資産は、それが投資対象である限り、必ず現金を創出するものであり、逆に、現金を創出するものだけが投資対象としての資産である。資産を取得するためには、現金を投じる必要があり、故に、投資と呼ばれる。

資産は、将来に向かって、時間の経過とともに、現金を創出していくので、投資とは、現在の現金をもって、将来の現金と交換することになる。このとき、投じられる現在の現金と、将来において回収される現金とは、現在価値においては、等価であり、将来価値においては、投じられた現在の現金は増殖していて、その増分が投資の利益になるわけである。

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要は、数学的には、投資とは、現在の現金を将来の現金の現在価値と等価交換することであり、投資の期待収益率とは、将来の現金を現在価値に割引く金利になるわけである。ただし、等価とはいっても、不確実性を調整した後の等価である。