■現場スタッフも「ホッコリします」
多くのネットユーザーの注目を集めたパンダ。果たして、引越のサカイではこちらのキャラクターをいつから起用しているのだろうか。
その歴史について、サカイ引越センター・担当者は「当社は1971年(昭和46年)に創業し、72年にパンダをキャラクターに起用しました」と説明する。
当時は、日本に初めてパンダがやって来た時期(上野動物園のカンカンとランラン)であり、サカイ引越センターも「みんなに愛される存在になりたい」という思いを込め、パンダをイメージキャラクターに起用したのだ。
なお、パンダのデザインについては記録がなく、細かい情報に関しては不明とのこと。しかし、現在もテレビCMにて「まごころパンダくん」として活躍するなど、ユーザーにとって非常に馴染み深い存在である。
やはり引越しの現場では、天地さんの母のように「パンダに落書き」を加える利用客も見られるのだろうか。サカイ引越センターの担当者に、今回話題となったポストを見てもらう。
すると、担当者は「当社のパンダの段ボールで遊んで頂き、大変嬉しく思います」と、笑顔に。続けて「現場スタッフも、このようなダンボールを見るとホッコリしております」とのコメントも得られた。
同社としてはパンダへの落書きを好意的に受け止めているようで、「段ボールの中に何が入っているかを記載する欄もあるのですが、お客様自身が分かりやすいのが一番ですので、お好きに書き足して頂ければ幸いです」とも語っている。
「みんなに愛される存在になりたい」という思いから生まれた、引越のサカイのパンダ。誕生から50年以上経った現代でも、その魅力は衰えを見せず、多くのユーザーに愛され続けている。