ヤマハと共同開発した新オーディオ「ダイナミックサウンド」を全車標準装備
新型は、ヤマハと共同開発した高音質オーディオを全車に採用したのも話題だ。最新オーディオは、アウトランダーPHEV専用の「ダイナミックサウンド・ヤマハ・アルティメット」と「ダイナミックサウンド・ヤマハ・プレミアム」の2種。アルティメットは新設定のPエグゼクティブパッケージ、プレミアムは他グレードに標準装備する。
ともにアーティストの息使いまで再現するクリアで高い解像度の中高音とリアルな音へのこだわりを追求した自信作。スピーカーを搭載するドアパネルの隙間を塞いでスピーカーボックスの役割を与えるとともに、スピーカー取り付け部の剛性を向上することで不要なノイズを低減。それにより、太く躍動感のある低音を再現した。
アルティメットは合計12個のスピーカー&デュアルアンプの搭載に加え、車速に応じて音量や音質を自動調整しロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能を搭載。プレミアムはウーファーの同軸上にツイーターを配置したコアキシャルスピーカーをリアに採用した8スピーカー仕様になり、こちらも高温から低音まで幅広い音域表現を実現する。
アウトランダーPHEVのプレミアムなオーディオは、欧州ブランド各車の高級オーディオに勝るとも劣らない超自信作。モーター走行が主体の「静かなPHEV」という魅力を最大限に活かすアイテムといえる。購入にあたって、大いに背中を押す要素となり、購入後は、オーディオルームとしての、新たなクルマとの付き合い方が期待できる。
三菱自動車の加藤隆雄社長は、新しいアウトランダーPHEVについて「日常はEV走行、遠出はハイブリッド走行として、環境に優しく気持ちの良い走りを実現するPHEVは、カーボンニュートラルの実現に向けた現在の最適解。グローバルでますます需要が高まっています。今回、大幅改良したアウトランダーPHEVは、三菱の技術の粋を集めていっそう洗練させ、「PHEVの三菱」と感じていただける仕上がりとなりました。ご期待ください」とコメントしている。
三菱アウトランダーPHEV主要諸元
グレード=Pエグゼクティブパッケージ
価格=659万4500円(5名乗り)/668万5800円(7名乗り)
全長×全幅×全高=4720×1860×1750mm
ホイールベース=2705mm
トレッド=前1590/後1595mm
車重=5名乗り2140kg/7名乗り2180kg
エンジン(レギュラー仕様)=2359cc直4DOHC16V
エンジン最高出力=98kW/5000rpm
エンジン最大トルク=195Nm/4300rpm
モーター最高出力=前85kW/後100kW
モーター最大トルク=前255Nm/後195Nm
WLTCモード充電電力使用時走行距離=102km
WLTCモードハイブリッド燃費=17.2km/リッター(燃料タンク容量53リッター)
(WLTC市街地/郊外/高速道路=17.8/16.3/17.6 km/リッター)
サスペンション=前ストラット/後マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=255/45R20+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5/7名
最小回転半径=5.5m