サイバー犯罪の温床としての「テレグラム」

もっとも先述してきた通り、日本でテレグラムは闇バイトやサイバー犯罪の温床となっていることも事実です。

意外と知らない「テレグラム」は見るだけ、登録するだけでも危険なのか
(画像=『オトナライフ』より 引用)

闇バイトに利用されているのはシークレットチャット。実際に発生した事件でも、闇バイトの指示役が実行役のバイトにテレグラムをダウンロードさせて犯行場所や時間、手順などを指示。メッセージは一定時間経つと消えるため、バイトが警察に捕まっても指示役にたどり着くのが難しくなっています。そのため、SNSなどで募集されたバイトでテレグラムをインストールするように指示された場合はその危険が高いと言えます。

テレグラムはロシアやウクライナの双方で利用されているのを見てわかる通り「高度な暗号化を伴ったメッセージアプリ」であり「言論の自由を保証するメッセージアプリ」としての側面があります。検閲が厳しい国などにおけるメッセージアプリとしての利用価値は高いと言えるでしょう。

しかし、「流されるがままにテレグラムを使う」「テレグラムに誘導される」という使い方はいまの日本では危険です。使い方をよく理解して利用するようにしましょう。

※サムネイル画像(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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