目次
結局短命に終わるも、現在の「グランマックス」系に活きる
結局短命に終わるも、現在の「グランマックス」系に活きる
ただし、2000年代ともなればFFベースで低床の5ナンバーミニバンがロールーフ/ハイルーフ問わず各社から多数発売されていた時期です。
たとえアトレー7であろうと、3列目シートまで満足に座れる以外はエンジンのアンダーパワー、定員乗車時の積載性不足が目立つという軽1BOXベースミニバンはユーザーのニーズを満たせず…つまり「ドミンゴ後継の市場」は、そもそも消滅していました。
トヨタにも「スパーキー」の名でOEM供給したものの、扱う販売チャンネルが実験的車種の多いトヨタビスタ店だったことや、価格設定がやや高めだったのも災いしてアトレー7以上に販売は振るわず3年足らずの短命で販売終了。
アトレー7も2004年であえなく販売終了(最後まで販売していたのが2005年販売終了のエブリイランディ)、結局はそれ以降、どのメーカーも軽1BOXベースのミニバンなど作らなくなってしまいました。
ただ、各社とも新興国向け貨物車やMPV(マルチ・パーパス・ビークル/多目的車)の国内仕様だったので開発自体は無駄にならず、ダイハツもアトレー7の貨物車版、ハイゼットグランカーゴ(海外名「エクストール」)などが、グランマックスへと発展。
グランマックスのボディはハイゼットより一回り大きいため、軽1BOXベースではないものの、現在もダイハツでの国内向け、トヨタへのタウンエース/ライトエース、またはマツダへボンゴの名でOEM供給しており、これらはアトレー7の末裔と言えるかもしれません。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
【関連記事】
・【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
・運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
・今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
・SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
・トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて