その結果、週に座っている時間が多かった被験者ほど、記憶力に関わる脳領域の容積が減っていることがわかったのです。
この他にも座りっぱなしの生活は、不安やうつ症状、ストレスレベルの増加など、メンタルヘルスにも悪影響を与えたり、心身の疾患の悪化から全体的な死亡リスクを高めるとされています。
明らかに座りすぎは健康な生活にとって害悪となるのです。
それならとpigmieさんは、立ちっぱなしの生活で体にどんな変化が起きるのか、自らを実験台に調べてみました。
「1週間立ちっぱなし生活」の結果は?
pigmieさんは1週間立ちっぱなし生活にあたり、「寝るとき以外はすべて座らない」というルールを設けました。
仕事はスタンディングデスクを使い、食事も立ったまま、トイレは中腰で済ませるようにし、移動も車には乗らず歩きにしています。
(※ 動画は記事の最後に添付してあります)
挑戦の結果、pigmieさんが実感した座らないことの最も顕著な効果は「お通じ」に現れました。
以前よりも食事の消化がとても良くなり、快便が続くようになったといいます。
それから立った状態で仕事をすることで、1日の生産性が約30%向上していました。
これは以前の研究かられっきとした科学的な理由が明らかになっています。
立った状態で仕事をすると座った状態よりも血流が良くなり、脳に酸素と栄養が十分に供給されるので、集中力や注意力が高まりやすいのです。
ところが、立ちっぱなし生活は徐々にデメリットの方が上回っていきました。