その他3箇所の点検項目があり、まず「かじ取り装置の点検」はハンドルからつながるフロントフォークのガタ確認をおこないます。
「電気装置の点検」ではエンジンの電動品の状態確認や、バッテリーの消耗状態、スパークプラグの状態や点火時期も確認されます。
また車体全体として、フレームやシャーシの状態確認もおこないます。
12ヶ月点検で見つかった不具合の整備も同様に義務付けられている
法定点検によってバイクの主要部分を点検しますが、点検で不具合が発見されたときにはメンテナンスが必要です。
道路運送車両法47条において、バイクの使用者は日常点検によってバイクの状態を確認し不具合がある場合は整備をするように定められており、第48条においては、定期点検で不具合を見つけた場合も同様であると定められています。
つまり、定期点検で発見された不具合を放置すると整備不良になってしまいます。
ただしバイクショップなどでおこなう法定点検メニューでは点検のみをおこないますので、不具合箇所の整備については別途費用をかけておこなう必要があります。
特に制動装置や各種消耗品類は安全に走行するために必須の部分ですので、法定点検で問題が発見されたら即対処しましょう。
バイクショップやバイク用品店などでは法定点検と同時にメンテナンスをおこなうと割引がある場合もあり、どうせ点検整備をおこなうのであれば1年ごとのタイミングでしっかりメンテナンスするとよいでしょう。
まとめ
バイクの12ヶ月法定点検はバイクのユーザーに課せられた義務であり、大勢の車やバイクが走行する公道を安全、安心に運行させるために必須です。
毎年バイクの状態をしっかり把握、整備するのはユーザーとしても安心できることなので、法定点検をしっかりおこなって長く愛車に乗り続けましょう。