制動装置はバイクのブレーキ関係の点検項目であり、安全にバイクを停止させる部分なので重要です。
制動装置の点検ではブレーキペダルやレバーなど操作系の状態確認や、ペダル、レバーとブレーキを繋ぐケーブル、ロッド類の状態確認をおこないます。
油圧ブレーキを備えている場合にはブレーキマスターシリンダーやオイルを送るホース、パイプ類の点検もおこないます。
そしてブレーキ本体であるブレーキドラムとシュー、ライニングの隙間確認や、ブレーキディスクの場合にはディスクとパッドの隙間確認、そしてシューやパッド類の摩耗状態を確認します。
原動機の点検
原動機は主にエンジン関係の点検項目で、まずエンジンオイル、燃料、冷却水など劣化すると漏れが起こりやすい箇所を点検します。
また排気ガスの状態や排気管、マフラーなど排気系の状態確認をおこなったり、スロットルの状態、低速走行、加速の状態などもチェックします。
その他空気を吸入する途中のエアクリーナーエレメントの状態も確認され、汚れや詰まりが無いかなどをチェックされます。
走行装置の点検
走行装置は前後のタイヤ周辺の状態確認であり、まずは摩耗が進行するタイヤのゴム部分の状態を確認します。
その他タイヤのホイール部分の状態確認や、ホイールを支えているベアリング、ナット、ボルト類の緩みやガタも確認されます。
動力伝達装置の点検
動力伝達装置はエンジンからトランスミッション、タイヤまでつながる部分であり、リアホイールにつながるドライブチェーンは緩みが発生しやすい箇所なので点検が必要です。
またチェーンがつながるスプロケット部分や、ドライブベルト式の場合にはベルトの摩耗や損傷確認もおこないます。
その他トランスミッションからのオイル漏れやクラッチレバーの遊びも確認されます。