鮮明な夢の繰り返しは、並行世界の自分に起きている出来事?

 レオン教授は、特に強い感情を伴う鮮明な夢を繰り返し見ることは、並行世界の自分自身を垣間見ている可能性があると示唆する。

「例えば、高校時代に取り残されている夢を繰り返し見るとする。それは、停滞感や、個人的な成長に対する不安など、未解決の心理的なテーマを反映している可能性がある一方で、別の現実では、あなたはまだ高校にいて、目覚めている自分が乗り越えたのと同じ課題に取り組んでいることを示している可能性もある」

 ただし、現時点では、夢を通して並行世界に旅立つという考えを裏付ける経験的証拠は存在しないことも、研究者たちは認めている。

 今回の研究は、夢の謎だけでなく、意識の本質と多元宇宙との潜在的なつながりについて、さらなる研究の必要性を示唆していると言えるだろう。

 夢で別の自分が見ている景色を、いつかこの目で見てみたい。そんな想像が膨らむ研究結果である。

文=深森慎太郎

提供元・TOCANA

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