実は平成元年に策定された自民党の「政治改革大綱」には、はっきり下記のような記述があります。
>政治倫理審査会は、国会議員の自浄能力を発揮する場である。したがって国会議員の倫理問題については、政治倫理審査会において審査することとし、国会議員に証人として証言をもとめることができるよう所要の改正をおこない、他の国会審議に影響をあたえないようにする。
めちゃめちゃ真っ当なことが書いてあるじゃないですか!これを実行すれば良いのです。予算審議の時間をしっかり確保することができます。
野党が連日に渡って審査会の改革を求め、突き上げに根負けした総理・自民党が2月中旬になってようやく「3月上旬に開催か」という雰囲気を出してきましたが、本当に遅すぎるし、自分たちが定めた改革大綱すら遵守する気もまったく見られません。
中間とりまとめの質が低すぎたことも含めて、残念ながら今の自民党では政治改革をやることが不可能でしょう。
14日の予算委員会で維新の岩谷代議士が指摘した通り、いよいよ解散総選挙で国民に信を問う時期が見えてきた気がします。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年2月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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