こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
「予算委員会なのに、政治とカネの追及ばかりで予算の話がないじゃないか」
と思われている方も多いと思います。ご指摘の通り、本来は次年度の国家予算について包括的に議論をする場が予算委員会であり、テレビが入るからといって耳目を引く話題ばかりやるのはあまり良いことではありません。
とはいえこの政治とカネ、いや自民党とカネ問題については自民党にまったく自浄作用がなく、本件の解決なくして国民からお預かりした税金を差配する予算審議を進めるのが難しいのも事実です。
だったら「政治とカネ」の問題を集中的に取り扱う委員会をつくって、予算の話と切り離してやればいいのでは?
という発想になるのが普通かと思うのですが、実はもうあるのです。それが最近ニュースによく出てくるようになった政治倫理審査会、通称「政倫審(せいりんしん)」です。
これは審査会を構成する委員の半数以上の同意があるか、何らかの政治倫理に関する疑惑をかけられた議員本人が申し出れば開催することができます。
しかしながら、与党で過半数以上の人数を占めているため、自民党側が積極的にならなければこの審査会は開会されません。そして裏金議員たちは、自ら出席を買って出ることもなく一様に沈黙を守っています。