なお、補正予算の中身は、物価高に翻弄される家庭の支援および資材価格の高騰や人手不足に喘ぐ中小小規模事業者への支援を始め、『骨太の方針2024』で例示された社会課題の解決(脱炭素、経済安全保障、ヘルスケア等の生活の質向上、人口減少・高齢化対策等)に重点を置くべきであることは言うまでもありません。

日銀法を改正し、日銀を “国際標準の中央銀行”に!

最後に、日銀法の改正を提案したいと思います。今回の拙速な利上げをめぐる日銀の朝令暮改(7月31日銀総裁の強硬姿勢と8月2日に副総裁が軌道修正)は、自らの“独り相撲”で却って金融市場を混乱させ、日本経済の先行きを不透明なものにしてしまいました。

そこで、私は、日銀の機能として、現行の「物価の安定と信用秩序の維持」とともに、他の先進国の中央銀行と同じような「経済の持続的な成長の実現(雇用の拡大)」を加えることを求めたいと考えます。

すべては「未来に誇れる日本」のために

いずれにしても、ようやくGDPも600兆円を超え国内投資も100兆円を超えた日本経済の成長軌道をさらに力強いものとするため、日銀の金融政策と政府の財政政策を整合性あるものとしていくために、9月の総裁選挙、さらには10月にも予想される衆院解散総選挙に向けて、外交・安全保障やこどもの未来保障に加えて経済政策にも真摯に取り組んでまいります。

編集部より:この記事は、衆議院議員の長島昭久氏(自由民主党、東京18区)のオフィシャルブログ 2024年8月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は衆議院議員 長島昭久 Official Blog『翔ぶが如く』をご覧ください。