中国・南昌大学の研究グループが15万人近い人々のデータをもとに行ったメタ分析を見ると、総タンパク質、植物性タンパク質、動物性タンパク質(特に魚介類)の摂取量が多い人は、慢性腎臓病の発症リスクが低かったことが分かっています。
この結果は、タンパク質が腎臓に悪いとされてきた長年の懸念とは反対に、腎臓に対して高タンパク質食がむしろ保護的な効果を持つ可能性を示すものだとして注目されています。
以上、これまでに取り扱った研究を踏まえると、高タンパク質食は健康的なダイエットを成功させるための魅力的なアプローチと言えます。
ライディ准教授によると、特に朝食でタンパク質をしっかり摂ると、日中お腹が空きにくくなり、食欲コントロールにプラスに働くようです。
何かと忙しい朝は食べない、またはシリアルやパン、ジュースだけで済ませてしまいがちですが、これらの食事では十分なタンパク質はとれません。
最近では、コンビニでもプロテインドリンク、サラダチキン、サラダフィッシュ、ギリシャヨーグルトなど、高タンパク質な商品が数多く発売されています。
こういったメニューを常備しておき、朝一番に摂ることで、健康的に摂取カロリーを抑えるための1日のスタートが切れます。
「摂取カロリーを抑えよう」と思ってもついつい食べすぎてしまうという人は、タンパク質をしっかり摂ることを意識してみてはいかがでしょうか?
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参考文献
Eating protein for breakfast will keep you slim: Scientists say going to work on an egg will stop you snacking at night
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2299835/Eating-protein-breakfast-slim-Scientists-say-going-work-egg-stop-snacking-night.html