痩せるためには、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やす必要があることは、多くの人が知っている当たり前のダイエット情報です。
しかし、痩せたいと日々願っているにもかかわらず、ついつい食べ過ぎてカロリーオーバーになってしまう人は意外と多いでしょう。
では、どうすれば日々の摂取カロリーを効果的に抑えることができるのでしょうか?
実はダイエットが上手く行かない原因は、逆に食事を我慢しすぎているところにあるかもしれません。
本記事では、食欲をコントロールし、健康的に痩せるためにタンパク質を摂取することのメリットについて詳しく説明します。
目次
- ダイエットを成功させる鍵は食欲のコントロールにある
- 高タンパク質の食事は筋肉の維持にも役立つ
ダイエットを成功させる鍵は食欲のコントロールにある
痩せるには摂取カロリーよりも消費カロリーを増やす必要がある。このような言葉は、ダイエット業界でよく聞かれます。
もちろん正しい情報ですが、「太陽は東から昇り、西に沈む」くらい当たり前のことで、分かっていても、実践するのは簡単ではありません。
1日を通した摂取カロリーを抑えるために、朝は食べない、ゼロカロリー飲料を多用するなど、極端なダイエット法を試みた結果、我慢できなくなり、結果的に大量のカロリーをとってしまって後悔した経験を持つ人も多いことでしょう。
このような食欲の爆発を避けるためには、食欲を上手にコントロールすることが鍵になりますが、具体的にどのような食生活を送ると良いのでしょうか?
この疑問について研究を行っているのが、アメリカのテキサス大学オースティン校に所属するライディ准教授です。
彼女の研究結果によると、食欲をコントロールする鍵は高タンパク質な食事の実践にあるようです。
例えば、ある研究では、太り気味の男性が普通の食事と高タンパク質の食事を食べたときの違いを調べた結果、同じカロリーの食事でも、高タンパク質食をとると、お腹がいっぱいに感じ、食欲を抑えるホルモンが多く出ることが分かりました。