■「絶対支持したくない」と怒りの声
迷惑極まりない光景は瞬く間に話題となり、同ポストは投稿から2日足らずで2万件近くものリポストを記録。
他のXユーザーからは「通報案件では」「絶対に支持したくない」「迷惑すぎるだろ…」「共産党の支持者と誤解されかねない、場合によっては嫌がらせ」など、疑問と怒りの声が多数寄せられていた。
しかし、中には「投稿主の自作自演」を疑う人も存在するようだ。そこで今回は事の経緯と事実の確認を目的とし、日本共産党の委員会に詳しい話を聞いてみることに…。
敷地内に突如現れた選挙ポスターについて、ポスト投稿主・びゅうさんは「18日の23時ごろ、家の外から車のドアを開け閉めする音や、ドライバーの動作音のようなものが聞こえました。この時、看板を設置されたのではないかと思っています」と振り返る。
そして翌19日の朝、外に出て自宅敷地内の庭で、こちらのポスターを発見したのだ。
現地の詳細については、「庭とは言っても玄関とは反対側で、植栽や整備等している場所ではなく、空き地のような見た目の所です。私有地に勝手に物を設置されるのは不快ですし、近隣住民に共産党員と思われるのも迷惑なので、怒りを覚えました」と、語っていた。
びゅうさんはその後、日本共産党のX、Facebookアカウントにコンタクトを試みるが、反応は得られなかったそう。そこで、自宅エリアの日本共産党委員会に、電話で連絡をとることに。
その際、「私有地に勝手に看板を設置されて迷惑なので、撤去してください」と伝えたところ、数時間後には看板が無事撤去されているのが確認できた。
しかし、びゅうさんは「(電話で)謝罪の言葉はありませんでした」「撤去前も撤去後も、連絡は頂けていません」とも補足しており、「誠意の感じられる対応」とは言い難かったようだ。