DBのシステマティック勢ポジションはもう少し早いタイミングのものなのもあってGSの観測ほどは買い戻しが進んでいない。コールも盛り上がっていない。
BofAのディーラーガンマは引続き深いポジティブ域にある。ウォールが徐々に切り上がりつつ、5900に位置する。6000が徐々に視野に入ってきているが、5900台を急騰で通過とはなかなかならないだろう。
より中長期的に。バンカメのFMSは現金が大きく減ってセル・トリガーの4%を下回っている。
EPSコンセンサスはどの年も下がり続けており、それがロールアップと釣り合って概ねフラット、という構図が続いたが、2024年と2025年分のEPSコンセンサス自身も下げ止まり始めたように見える。
インサイダーは徐々に売りに傾いている。
NAAIMはASMLショックを受けてか、連日の過去最高値更新にもかかわらず悲観化している。NAAIMだけ見ると買い場にしか見えない。
シーズナリティは週単位でクリスマス・ラリー直前というタイミングになっている。もっとも9月以降シーズナリティはあまり効いてこなかったことに要注意である。
決算シーズンはテスラでマグ7が始まる。マクロ的には大したことない週なので、残る注意点は地政学リスクのヘッドラインか。
テクニカル。週足は3本目の下ヒゲ陽線となり、週足サポートが5804まで上昇する。VIX高止まりの解消が続いており、それが指数の押し上げ圧力になっていると思われるが、イントラデーでは上値での売り圧力も続いており、そこそこの規模の日足陰線も散見される。
大統領選を前にした過剰ヘッジを嘲笑う値動きが続いているが、そうは言ってもいよいよ日にちがなくなるにつれて上値での戻り売り圧力が重くなるのは納得できる動きでもある。今すぐじり高局面が終わることにベットするほどではないが、仮に5804がブレイクされればそれまでの過去最高値が週足レジスタンスに転じるだろう。
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