釣れたのは10cmのウロハゼ。マハゼと比較すると小ぶりでウロコが大きい外見をしている。体色は少し灰色が混じっており、ふてぶてしい印象がある。その後も連続してウロハゼが釣れたので、水門の下は避けた方がいいだろう。

18cmの良型マハゼをキャッチ

最後に港内の最深部めがけ15mキャストする。逆風が強く波も立つのでサオ先は水面ぎりぎりに寄せて感度を高める。ゆっくりリールを回してラインがサオと直角の状態で引いているとサオ先が急に曲がった。

良型のハゼがエサとハリを一撃で捕食したアタリだ。今までと比較にならない荒々しい泳ぎに興奮しながらファイトを楽しむ。やがて、水面にうっすらとナスのように丸々した影が浮かび上がった。

釣れたのは18cmのマハゼ。今シーズンの最大サイズを更新する良型だ。手のひらからはみ出す極太の魚体につぶらな瞳が光る、剛の中にもえを含んだ風貌だった。

堤防チョイ投げ釣りで18cm良型ハゼ登場【三重・若松漁港】1時間で本命8匹をキャッチ手からはみ出るほどの良型を仕留めた(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

最終釣果

その後も順調に釣果を伸ばし、1時間で8匹の釣果となり納竿した。争い果てての棒乳切り。いよいよハゼ釣りは20cmを超える大物が狙えるベストシーズンに突入した。丸太のような魚体と黄金色に輝くヒレは見るものを虜(とりこ)にする。

今年は半月遅れでの成長だったが、例年通りだと11月まで釣れる。これから最盛期を迎えるハゼ釣り、逃す前にサイズの限界に挑戦しよう。

堤防チョイ投げ釣りで18cm良型ハゼ登場【三重・若松漁港】1時間で本命8匹をキャッチ最終釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>