アメリカの大統領選でトランプ氏が当選すればトルドー氏の背中は更に押されるかもしれません。トランプ氏から見れば「まだ首相をやっているのか?」と軽いジャブが入るでしょうし、両国間の関係は極めて重要かつ緊密な中でトップ同士が会話ができないのはうまくないからです。

最近思うのは国家間の関係は地球儀ベースでみるとあちらこちらで歪が入っている点です。どの国も天敵がおり、その関係修復に極めて苦労しているというのが実態だろうと思います。戦後、長らくこのような問題は封印されており、ごく一部の地域紛争にとどまっていたものが各国で噴出し始めているように感じます。今回の外交事件もその一端であり、今後世論も含め、外交がより密接な課題になりそうな気配を感じます。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月21日の記事より転載させていただきました。