科学力を高めることは将来に対する死活問題だが、メディアでそれが語られることもない。医療福祉費など70兆円なのに、医療・福祉が語られることもない。医療や介護をどのように維持していくのかは大事な問題と言われ続けているが、医療に対するビジョンも見えてこない。

国内の大学・研究機関は疲弊している。疲弊している姿を見ると、若い人には魅力的でない職業と映る。ぜひ、科学・医療の未来を真剣に考える政治をしてほしいものだ。

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編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2024年10月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。